FX口座の”強制ロスカット”とは?FX成功の第一歩は強制ロスカットを意識しない取引をすること

 

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すべてのFX口座には「強制ロスカット」というシステムが備えられています。

強制ロスカットが発動された場合、利用者の意思にかかわらず保有している全ポジションが強制決済となります。

この仕組みは利用者の資産を守るために法律で定められているものですが、一体どのような条件で発動されるのでしょうか。

また、FXを長く続けて成功するために、FXへの取り組み方と強制ロスカットの関連について解説したいと思います。

 

強制ロスカットが発動される条件

強制ロスカットが発動される条件は各口座によって異なるのですが、基本的な仕組みは同じなので、まずは簡単に概要を解説したいと思います。

強制ロスカットは、「利用者が口座に入金している金額以上の損失を負ってしまうことを防ぐために、ポジションの含み損が大きくなってきたときに自動的に行われる強制決済」のことです。

要は、あなたの損失がこれ以上大きくならないために、強制的にそれを阻止する仕組みなんですね。

 

例えば、あなたがUSD/JPYを1万通貨分買ったとします。

あなたが買ったときのレートは、1ドル=100円でした。

 

3ヶ月後、期待していた方向とは反対に動き、1ドル=90円まで下がってしまいました。

この時点で、「これ以上損失が大きくなると、あなたの入金額以上の損失が発生してしまう」ということで、保有しているポジションが全て自動的に強制決済されます。

 

「このあとまた上昇すると思って買っていたのに!」と悔しがる人もいるかもしれませんが、強制ロスカットは「これ以上下がって損失を増やさないため」に設けられているので、基準に触れた時点で無理やり決済となってしまいます。

実際強制ロスカットされたあとに、あなたの思っていた通り再上昇、などというのはよくある話です。

もどかしく感じるかもしれませんが、何よりもあなたの資産を守ることが最優先なので、これは受け入れるしかありません。

 

入金額やポジションの大きさによって強制ロスカットされる基準は変わりますが、簡単に言うとこのような仕組みで発動されることを覚えておいてください。

 

具体的な強制ロスカットの発動条件

もう少し具体的に解説するため、マネーパートナーズの強制ロスカットの条件で解説したいと思います。

マネーパートナーズでは以下の計算式でロスカット基準額が求められ、純資産額がこの基準額を下回ると強制ロスカットとなります。

※純資産額=受入証拠金+未決済建玉の評価損益+未決済スワップ損益。入金している金額とポジションのレート変動による損益、貯まっているスワップ損益を合わせたもの。

 

ロスカット基準額 = 建玉必要証拠金 × 40%

 

建玉必要証拠金というのは業者ごと、レートごとにそれぞれ定められています。

マネーパートナーズでは各通貨ペアの前営業日の終値を基準としており、前営業日の終値が105円だった場合、その通貨ペアの1万通貨あたりの証拠金額は44,000円と決められています。

先ほどの計算式に当てはめると、44,000円 × 40% = 17,600円 となり、その通貨ペアを1万通貨保有しているときに純資産額が17,600円を下回ると、強制ロスカットとなってしまいます。

色んな通貨ペアを保有していれば、それらをすべて合計した基準額になります。

いくらお金をたくさん入金していても、保有しているポジションが大きければその分強制ロスカットの危険性が高くなるということです。

 

少し難しく思われるかもしれませんが、各業者のサイトに強制ロスカットの基準額を求める具体的な数値と計算方法が書かれているので、ぜひ一度確認してみてください。

 

ロスカット基準を越えることがある!?

消費者の資産を守るために作られた仕組みなら、「ロスカット基準に達したらきちんとそのレートで決済されるはずだ」と思われるかもしれませんが、実はそうはならない場合があります。

強制ロスカットは必ずしもロスカット基準でぴったりと決済されるわけではなく、不利な方向にずれてより多くの損失を発生させることがあるのです。

特に次の2つのケースではこのずれが発生しやすいため要注意です。

 

経済指標の発表などで急激な価格変動が起こったとき

月1回発表されるアメリカの雇用統計など、世界各国で国の経済状況を示す指標が毎日のように発表されています。

重要度の高い指標が事前の予想と大きく異なる結果となれば、発表と同時に関連した通貨が大きな値動きを起こすことになります。

 

経済指標の発表はあらかじめ決められた時刻に行われますが、価格急変の要因は他にもあります。

突発的な要人の重要発言や、世界で起こる事件や事故も大きな影響を与えるのです。

要するに、24時間どの通貨でも、価格が急変する可能性は常に存在するということです。

 

FXでは急激な変動が起こると、注文していたレートからずれた値段で決済されることがあります。

強制ロスカットのときも同様の現象が起こり、本来のロスカット基準よりさらに不利な値段で決済され、より大きな損失となってしまう場合があるのです。

 

週明けに窓開けが発生したとき

FXに取り組む上で気にしておかなければならないことの一つとして、「窓開け」という現象があります。

通常価格変動を示すチャートは一本の線で繋がっているのですが、まれに突然離れたところに値段が動くことがあるのです。

この現象を「窓開け」と呼び、週明けの月曜日の取引開始時によく発生します。

その理由は、FXの取引時間外である週末に何かしら為替に影響を与える要素が発生した場合、週明けはそれらの要素を反映した価格でスタートするためです。

 

下図のように窓開けによってロスカット基準を越えてしまうと、ロスカット基準ではなく週明けの始値での決済となり、損失はより大きくなってしまうのです。

少し理不尽に思われるかもしれませんが、FXのシステムとしてこのことは頭に入れておかなければいけません。

 

これらのケースのようにロスカット基準を越えたレートで決済されると、最悪の場合口座の入金額を越えた損失が発生することもあります。

その場合、FX業者から支払いの請求をされ、不足分を入金しなければいけなくなります。

利用者の資産を守るために作られている強制ロスカットのシステムですが、100%の安全が保障されているわけではないのです。

そのような悲劇を味わないために、あらかじめしっかりとリスク管理した取引が必要になるのです。

 

FXでやってはいけないのは”強制ロスカットを意識すること”

この先長くFXを続けて成功するために、やってはいけないこととはなんでしょうか。

資金不足で取引を続けられなくなれば完全に失敗と言えるでしょうが、そこまでいってしまうとあまりにも手遅れです。

 

僕が考えるその前の危険なラインは、”強制ロスカットを意識せざえるを得ない状況になること”です。

ロスカット基準を越える危険性について解説しましたが、そもそも強制ロスカットへの不安を抱えること自体が大きな問題なのです。

 

FXではポジションを持つと同時にストップ注文を入れることが鉄則です。

本来ポジションは自分が注文したストップで決済されるはずであり、強制ロスカットはそもそも気にする必要もないのです。

強制ロスカットを気にするということは、資金に対してポジションが大きすぎるか、ストップの位置を間違っているか、いずれにせよ正しい取引ができていない状態と言えます。

そのような状態で強制ロスカットを気にしながら取引を続ければ、いずれ失敗するのは目に見えています。

 

強制ロスカットはあくまで”最後の砦”です。

本当に不測の事態が起こったときに、緊急回避的に自分の資産を守るために設けられた安全装置です。

FXで成功したいなら、くれぐれも強制ロスカットにお世話になることなく、適切な範囲内で取引を続けていくようにしましょう。

 

まとめ

  1. 強制ロスカットは利用者の資産を守るためにFX口座に設けられている強制ポジション解消機能
  2. 強制ロスカットがあれば100%資産が守られるわけではなく、レートの急変や窓開けによって入金額以上の損失が発生する場合もある
  3. FXで失敗しないためには、そもそも強制ロスカットを気にしなくてもいい範囲でポジションを持つこと

 

FXはあくまで”余裕資金で取り組む”という大前提を忘れないようにしてください。

決めたところでポジションを持ち、決めたところで損切りする取引を徹底して、無理のない取引を続けていきましょう。

 

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